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  • はじめに ムード音楽は、マントヴァーニの「シャルメーヌ」が発売された1950年代に人気を得て、パーシー・フェイスの「夏の日の恋」が爆発的にヒットした1960年頃から各国で大衆化し、1980年代まで量産された。はかないブームのようにみなす人もいるが、これは数十年も続いた音楽スタイルであり、一過性の流行現象として扱うべきではない。 多くのムード音楽には原曲がある...

    [続きを読む](2017.01.28)
  • ミシェル・ローラン「サバの女王」(1967年) レイモン・ルフェーヴル楽団の「シバの女王」は1969年に日本でシングル・カットされ、同楽団の代表曲として知られるようになり、それと同時に、ムードミュージック界を象徴する名曲の一つになった。そのため、レコードを買うまで、私はレイモン・ルフェーヴルが作曲したものと思い込んでいた。 原曲は1967年にフランスで流行っ...

    [続きを読む](2016.10.08)
  • マントヴァーニ『ワルツ・アンコール』1958年作品 時折、マントヴァーニのレコードを無性に聴きたくなる。そして、そのストリングスの響きに耳を傾けるたびに、えもいわれぬ恍惚感に包まれる。と同時に、マントヴァーニほど特異で鋭敏な聴覚を持った音楽家は、歴史上、数えるほどしかいないのではないか、と思わされる。 ただ、この巨匠の業績も、ムード音楽というジャンルの衰微と...

    [続きを読む](2013.03.02)
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