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  • ショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調は、1830年3月に第2番へ短調が初演された後、本格的に着手された。番号と作曲順が合わないのは、第1番の方が先に出版されたことによる。なので、ショパン自身は、第1番の方を「新しいコンチェルト」「二番目のコンチェルト」と呼んでいた。当時20歳のショパンは、ワルシャワ音楽院声楽科の生徒コンスタンツィア・グワドコフスカに恋していた...

    [続きを読む](2017.02.10)
  • ヨーロッパのミュージシャンにとってアメリカはひとつの理想であり、ゴールであり、時にして憂慮というか疎ましさというか、反感の対象にもなり得る。U2はまさに、そういうアメリカとの複雑な関係性を体現するバンドだ。中でも5作目『ヨシュア・トゥリー』(1987年/全米・全英最高1位)には相反するアメリカ観が完璧なバランスで混在しているのだが、面白いことに、若い頃に彼ら...

    [続きを読む](2017.02.19)
  • シモーヌ・シニョレはフランス映画界の第一線で活躍した名女優である。演じた役柄には一定の傾向があり、若い頃は娼婦、情婦、不倫の人妻の役が多く、中年になってからは貫禄のあるおばさん役で存在感を発揮した。40歳を過ぎても顔の皺を隠すことなく変に若作りしなかったことや、政治に関する発言を積極的にしていたことから、同性のファンも多かったようである。

    [続きを読む](2017.02.04)
  • ムード音楽は、マントヴァーニの「シャルメーヌ」が発売された1950年代に人気を得て、パーシー・フェイスの「夏の日の恋」が爆発的にヒットした1960年頃から各国で大衆化し、1980年代まで量産された。はかないブームのようにみなす人もいるが、これは数十年も続いた音楽スタイルであり、一過性の流行現象として扱うべきではない。多くのムード音楽には原曲がある。それに魅惑...

    [続きを読む](2017.01.28)