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サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番は1868年に作曲された。ロシアのピアニスト、アントン・ルビンシテインに作曲を依頼され、17日間で書いたと言われている。初演は1868年5月13日、ルビンシテインの指揮、作曲者自身の独奏によって行われた。いかにもピアノが主役といわんばかりのヴィルトゥオジティと、幻想的な雰囲気と、バロック的な様式美が備わった作品で、人気が高い...
[続きを読む](2026.01.04) -
自分で曲を書くのか、他者に委ねるのか。シンガー・ソングライターなのかインタープリター(解釈者)なのか。かつての音楽界では書くことと歌うことは別の職であり、分業なのが当たり前。シンガー・ソングライターが主流になったのは1970年代以降とされている。今のポップ・ミュージックの世界では後者は少数派だが、ミュージシャンとしてのシャルロット・ゲンズブールは
[続きを読む](2026.01.26) -
リノ・ヴァンチュラは当たり前のようにその役になりきり、リアルな存在感を出せる人である。無駄に構えず、カッコをつけず、堂に入った演技をするので、どんな役をやっても違和感がない。インパクトのあるギャング役を演じた後に、お堅い刑事役を演じても、不自然な感じがしない。実に得難いキャラクターである。容姿端麗な二枚目ではないが、中年の渋い魅力に溢れており、アクションにも...
[続きを読む](2025.10.12) -
聖徳太子に夢中だった時期がある。多分一万円札の顔だったことがきっかけだろう。当時はまだ子どもだったので、一万円札を目にする機会があまりなく、それで尊いと感じたのかもしれない。小学六年の時は、夏休みの自由研究の題材にした。いくつかの伝記を読み、テーマを設定し、模造紙四、五枚に書き写したようなもので、大した研究でもなかったが、今振り返ると、
[続きを読む](2026.02.23)