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ハイドンの交響曲第101番「時計」は1793年から1794年にかけて作曲され、1794年3月3日にロンドンで初演された。第2楽章の規則正しいリズムが時計の振り子を思わせることから、「時計」という副題で親しまれるようになったが、ハイドン自身が命名したものではない。1790年、長年楽長として仕えていたエステルハージ侯爵家を去った59歳のハイドンは、ロンドンで活躍...
[続きを読む](2025.09.17) - 
今年アルバム・デビューから四半世紀の節目を迎えたコールドプレイは、数えてみると、この間に10枚のアルバムを発表済み。なかなかのハイペースだ。ロックバンドの存在感が音楽界で薄れて行く中で高い人気を維持している理由も、間を開けずにコンスタントに新作を届けていることにあるのかもしれないが、改めて順番に耳を傾けてみると、1枚1枚を次のステップにつなげてきたキャリアの...
[続きを読む](2025.10.26) - 
リノ・ヴァンチュラは当たり前のようにその役になりきり、リアルな存在感を出せる人である。無駄に構えず、カッコをつけず、堂に入った演技をするので、どんな役をやっても違和感がない。インパクトのあるギャング役を演じた後に、お堅い刑事役を演じても、不自然な感じがしない。実に得難いキャラクターである。容姿端麗な二枚目ではないが、中年の渋い魅力に溢れており、アクションにも...
[続きを読む](2025.10.12) - 
長屋王は天武天皇の孫である。父は高市皇子。生年は不詳だが、没年は神亀6年(729年)で、『懐風藻』に享年54歳とあることから、天武天皇5年(676年)頃の生まれとみられている。長屋王が歴史の表舞台に出てくるのは、高市皇子が持統天皇10年(696年)に亡くなってから8年後のこと。大宝4年(704年)に正四位上の位階を授かり、和銅2年(709年)に宮内卿、和銅3...
[続きを読む](2025.04.02)