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  •  1962年に『シンデレラの罠』を発表し、推理小説界の寵児となったセバスチアン・ジャプリゾの人気は今なお衰えることを知らない。2003年に亡くなった後も、その作品は読まれ続け、映画化され続け、ミステリ史の総合ランキングの常連であり続けている。 ミステリ・ファンにはよく知られているように、『シンデレラの罠』が出版された当時、その宣伝文は次のようなものだった。私...

    [続きを読む](2015.10.10)
  •  マリア・シェルというと、『居酒屋』(1956年)と『女の一生』(1958年)が有名で、絵に描いたような愛らしい瞳とやさしげな口元が妙に哀感をそそるため、「薄幸の女」のイメージが強いかもしれない。たしかに彼女はそういう役を多く演じた。しかし、『Die Ratten』(1955年)を観れば分かるように、彼女の表情や声のトーンは役によって驚くほど変わるし、凄まじ...

    [続きを読む](2014.10.15)
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