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  •  ドン・シーゲル監督の『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(1956年)は、宇宙生命体による地球侵略を描いたSFホラーとしては古典に属する作品である。侵略といってもミサイルや怪光線は出てこない。銃声ひとつ鳴らない。全体のトーンは静かでシンプルだが、そこに不気味さがにじんでいる。私は学生時代にこの映画を知り、モノクロ版とカラー版を数え切れないほど観た。 宇宙生命...

    [続きを読む](2018.05.12)
  •  ドン・シーゲルはもったいぶらない人である。いきなり冒頭から緊張感がはりつめ、事件が起こる。ゆっくり、徐々に盛り上げて、などと回りくどいことはしない。このスタイルは初期の『仮面の報酬』から、出世作『殺人者たち』、代表作『ダーティハリー』、『突破口!』、『テレフォン』に至るまで変わらない。アクションの描写も、昔の映画とは思えないほど切れ味が凄い。さすがサム・ペ...

    [続きを読む](2011.03.06)
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