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  •  僕は決して美食家ではない。有名なお店の名前を人一倍知っているわけではないし、グルメ情報をこまめに調べる程の根気はない。しかし、そんな僕が深く愛して止まず、その言葉を発するだけで幸せが口いっぱいに広がるような恍惚を覚えるのが新宿中村屋のインドカリーだ。 新宿中村屋、通称中村屋の存在を知ったのは、小学校5、6年の頃。当時読んだ北杜夫の小説『高みの見物』の中に出...

    [続きを読む](2011.12.03)
  •  子供の頃から本を読むのが好きだった。国内外の児童文学、ポプラ社から出ていた推理小説のシリーズなど、当時の子供にとっての定番を専ら読んでいたのだが、そんな中にふとしたはずみで紛れ込んだのが北杜夫の作品群であった。出会ったのは小学校4年の時。国語の問題集の中に北杜夫が初めて手掛けた児童文学『船乗りクプクプの冒険』が出てきたのだ。もっともらしい教訓、メッセージを...

    [続きを読む](2011.11.12)
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