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  •  誰もが知る横山光輝の代表作は、『鉄人28号』『伊賀の影丸』『魔法使いサリー』『バビル2世』『三国志』になるのだろうが、単に好きとか面白いという感想をこえて私の記憶にしみついているのは、『あばれ天童』と『マーズ』である。とくに『マーズ』は、中学生だった私を震撼させ、数日間絶望させた漫画として忘れられない。 私が読んだのは秋田書店から出版されたコミックスだが、...

    [続きを読む](2014.08.09)
  •  年に1回は必ず読む漫画がある。楳図かずおの『わたしは真悟』だ。初めて読んだ時は頭が爆発しそうになるほどの興奮を覚えたものだが、何回読んでも、ほとんど同じ強度の興奮に襲われる。読み慣れた作品という印象を抱くことはない。毎回新鮮な気持ちになり、楳図が創造した驚異的な世界に溺れてしまう。 『わたしは真悟』は1982年から1986年にかけて『ビッグコミックスピリッ...

    [続きを読む](2013.11.09)
  •  劇団「夢の遊眠社」を通じて萩尾望都のことを知った。萩尾望都と野田秀樹が共同で戯曲を手掛けた舞台『半神』を高校2年の頃に観に行ったのだ。興味を持った僕は早速、学校の近所の本屋で萩尾望都の作品を何冊か買った。『半神』『ウは宇宙船のウ』『モザイク・ラセン』だったと思う。オリジナル作品の他、レイ・ブラッドベリのSF小説を原作としたものも収録されていて、僕は夢中にな...

    [続きを読む](2011.11.19)
  •  眠れないある夜のこと。僕は何のあてもなく、ダラダラと動画サイトを見ていた。そして、ハッ!と目を惹くものに行き当たったのだ。「マッハバロン」と、そこには書かれてあった。『マッハバロン』とは1974年〜1975年に日本テレビ系で放映されていた特撮テレビ番組だ。その存在を僕が知ったのは、ごく最近。内容は完全に子供向けであり、特撮マニアというわけでもない僕は、ケー...

    [続きを読む](2011.09.10)
  •  春風の吹く日本のとある町。長い階段を数えながらのぼっている一人の少年の姿がある。「88、89、90......」 そこへ赤い麦わら帽子が風に飛ばされてくる。少年はジャンプして帽子をつかむ。すると、階段の上の方から声が聞こえてくる。「ナイスキャッチ」 少年が見上げるとそこには少女が立っている。 転校生・春日恭介と鮎川まどかの出会いのシーンだ。 恭介は階段をの...

    [続きを読む](2011.06.18)
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