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  • 特殊な時代劇の継承者 時代劇の殺陣に最も大きな革新をもたらしたのは、黒澤明監督の『七人の侍』(1954年)と内田吐夢監督の『血槍富士』(1955年)ではないだろうか。一方は雨の中で集団と集団が泥まみれになりながらぶつかり合い、もう一方は槍の構えもサマになっていない槍持ちが何度も突き損じたり転んだりしながら悪戦苦闘する。いずれも、斬られる心配のない剣豪が華麗な...

    [続きを読む](2019.01.12)
  • 大量に製作された怪猫映画 怪猫ものは日本の怪談映画の王道である。かつては一年のうちに何作も製作され、『四谷怪談』、『牡丹燈籠』、『皿屋敷』をはるかに超える数の作品が公開されていた。元ネタは、化け猫にまつわる伝説。話の内容や舞台設定にはいくつかバリエーションがあるが、最も有名なのは、佐賀藩の鍋島家に起こった化け猫騒動だろう。 佐賀藩の藩主・鍋島光茂が、家臣の龍...

    [続きを読む](2018.09.27)
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