タグ「カレル・アンチェル」が付けられているもの

  • 古典派風のモダンシンフォニー プロコフィエフの交響曲第1番「古典」は、1916年から1917年にかけて作曲された。当時25歳だったプロコフィエフは、かつてニコライ・チェレプニン(ペテルブルク音楽院教授)のもとで研究したハイドンの技法を活かし、「ハイドンが現代に生きていたら書いたであろう作品」を書こうとしたという。初演日は1918年4月21日。レニングラードで...

    [続きを読む](2024.03.11)
  • 深い憂愁 ロベルト・シューマンのチェロ協奏曲は1850年頃に作曲され、作曲者の死後、1860年4月23日にルートヴィヒ・エーベルトのチェロにより初演された。チェロ協奏曲の中では一、二を争うほどの有名作で、ドヴォルザーク、ハイドン(第2番)の作品と合わせて3大協奏曲と言われることもある。 晩年のシューマンは精神のバランスを崩していたが、創作意欲は衰えず、才能が...

    [続きを読む](2021.11.03)
  • 祖国愛と恋愛から生まれた旋律のエクスタシー 一昔前まで日本では知る人ぞ知る作曲家だったヤナーチェク。同じチェコ出身のスメタナやドヴォルザークに比べると知名度は圧倒的に低く、作品が演奏される機会も少なかった。それが今、頻繁にコンサートで取り上げられ、熱狂的なファンを持つまでになっている。 むろん、まだまだ一般に浸透しているとは言いがたい。正直なところ、自分だけ...

    [続きを読む](2011.02.18)
1