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  • 不倫する女たち 1970年代の出演作を観ると不倫の役が目立つ。『イメージズ』の主人公も、愛人との情事にふけっていた。ロジャー・ムーア主演作『ゴールド』(1974年)では、甘い恋愛を堪能しているが、不倫である。エリオット・グールド主演作『サイレント・パートナー』(1978年)で演じた役も、上司と不倫している女だ。そしてジョージ・C・スコットと共演した『ジェーン...

    [続きを読む](2017.08.12)
  • 反骨精神の人 ジョセフ・ロージーは赤狩りの時代にアメリカを追われ、イギリスで問題作を次々と発表した監督である。いわば反骨精神の塊のような人。マッカーシズムの犠牲者というレッテルは似合わない。その作品は、観る者をスカッとさせるタイプのものではなく、毒に満ちている。とにかく後味の悪い映画が多い。にもかかわらず、観たくなる。言ってみれば、その毒には偽善的な社会や微...

    [続きを読む](2015.04.16)
  •  ジュリー・クリスティはジョン・シュレシンジャー監督の『Billy Liar』(1963年)で注目された後、同監督の『ダーリング』(1965年)でオスカーを獲得し、デヴィッド・リーン監督の大作『ドクトル・ジバゴ』(1965年)のラーラ役で大きな成功を収めた。キャリアの初期がここまで華やかなものになると、あとは徐々にパッとしなくなるのが通例だが、彼女の場合、そ...

    [続きを読む](2014.08.14)
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