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  •  『地上より永遠に』(1953年)に印象的な場面がある。ホノルルの兵営に配属されたプルーイット二等兵が、かつてボクシングで親友に大きな怪我を負わせたことをクラブのホステスに話すシーンだ。その語り方は、内に抱える苦しみをにじませていて、いわゆるお芝居らしいテンポがない。このように内向的で生々しい演技は当時のハリウッドではまだ珍しく、多くの名優が出演しているこの...

    [続きを読む](2019.10.07)
  •  しかし、私がこの映画で一番感銘を受けたのは、アラン・ラッドの早撃ちでも、ジーン・アーサーの魅力でもない。悪役のジャック・パランスなのである(クレジットはウォルター・ジャック・パランス)。彼が演じたのは殺し屋ウィルソン。このウィルソンが、エライシャ・クック・ジュニア扮する短気な開拓農民トーリーを撃つ場面は、鳥肌が立つ。 わざと喧嘩を売るウィルソン。カッとする...

    [続きを読む](2012.04.12)
  • 寡作の大監督 ジョージ・スティーヴンス監督は、そのキャリアの長さのわりに作品数が少ない。これは彼が完璧主義で、ひとつの作品に時間と予算をかけすぎていたためといわれている。ただ、そうして生まれた作品のいくつかは、映画史上でも、出演者のキャリアの上でも、大きな節目となった傑作として映画ファンに愛されている。 たとえば1942年の『女性No.1』。これはハリウッド...

    [続きを読む](2012.04.11)
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