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  • 事件の後 アラン・ドロンについて書かれた記事に必ずと言っていいほど出てくるトピックが2つある。1960年の映画『太陽がいっぱい』で人気が爆発したこと、そして美男子の代名詞的存在であることだ。今でも「最高の美男俳優は誰か」と質問されて彼の名前を挙げる人は多い。そのイメージからは、華やかで輝かしい人生しか想像できないだろう。しかし、実際のドロンは順調にスター街道...

    [続きを読む](2024.01.19)
  •  濃厚な色気をたたえた美女である。セクシーな女優は銀幕の世界にごまんといるが、エレオノラ・ロッシ・ドラゴのセクシーさは群を抜いている。彼女の色気は、艶気と言い換えた方がいいかもしれない。それもあけっぴろげなものではなく、万人に恵まれる慈雨のようなものでもなく、もっと秘事的で、重みがあり、男を官能にのめり込ませる妖しい艶気である。また、上流階級の女性を演じてい...

    [続きを読む](2017.04.30)
  •  モニカ・ヴィッティは1960年代のイタリアを代表する名女優であり、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画を語る上で欠かすことの出来ないミューズである。何かといえばその物憂い存在感や美貌ばかりクローズアップされがちで、真面目に評価されるのはアントニオーニの演出術ばかりだが、これはフェアではない。彼女の表現力や演技力のおかげもあって、アントニオーニの世界が確...

    [続きを読む](2012.11.07)
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