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  • 第3部 曲とスピーカーとの相性〜PMCのTB2+とtwenty5 22〜 次に、イギリスのメーカーPMCのTB2+である。特徴は、いわゆるモニター性能を最優先し、細密画のような描写力が画期的で素晴らしい。時間軸において恐ろしいほど正確で、音の立ち上がりが速く、「ザサッ ザサッ」と、音が切り込んでくるように感じられ、また、音源に色付けしないストレートな印象。...

    [続きを読む](2020.05.24)
  • 難易度の高さだけでなく グレン・プラスキンの『ホロヴィッツ』に、この作品に関する興味深いエピソードが載っている。それによると、ウラディミール・ホロヴィッツは20代の頃、セルゲイ・ラフマニノフのことを「若い私にとっての音楽の神様」と呼び、渡米時に会う機会を得たいと熱望していたという。一方、ラフマニノフもホロヴィッツの噂を聞き、興味を示していた。そして、1928...

    [続きを読む](2016.02.02)
  •  アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリは、同じ作品を徹底的に繰り返し練習し、表現の細かい部分まで磨き上げ、精巧無比な技術と強靭な理性をもって感情の抑揚を統御し、コンサートや録音に臨んでいた。1971年にドイツ・グラモフォンと契約してからの一連の録音は、まさにそんなミケランジェリの美学の結晶といえる。そこには一回性の感情表現はなく、完璧なアーティキュレー...

    [続きを読む](2013.10.04)
  • 20世紀最初のロマンティック・コンチェルト 1897年3月に初演された交響曲第1番が大失敗に終わった後、ラフマニノフが強度の神経衰弱に襲われ、スランプに陥ったことはよく知られている。作曲への自信を失い、創作意欲も失った彼は、様々な治療法を試してみたものの、結局、何の効果も得られなかった。 転機が訪れたのは1900年。友人のすすめでニコライ・ダーリ博士の暗示療...

    [続きを読む](2013.05.22)
  • 遥かなる北欧の響き 『アルトゥール・ルービンシュタイン自伝 神に愛されたピアニスト』によると、ある食事会の席でセルゲイ・ラフマニノフは力を込めてこう言ったという。「ピアノ協奏曲では、グリーグのものが最高だと思う」 これについてルービンシュタインは「いささか意外な意見だった」と書いているが、私は初めてこの文章を目にした時、我が意を得たりと思った。ラフマニノフが...

    [続きを読む](2011.09.01)
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