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  • 伏せてあるカードを表に 「決してひとりでは見ないでください」のキャッチコピーで知られる『サスペリア』(1977年)は、人工美に徹した映像作品であり、音楽が鳴りまくり、往年のハリウッド・スターが出演しているにもかかわらず、私にとって魅力的なホラーであり続けている。にもかかわらずと書いたのは、過剰な演出、にぎやかな音楽、そして知名度の高い人気俳優は、ホラーではし...

    [続きを読む](2019.04.27)
  • ただのオカルト・ホラーではない 例えば1960年が『サイコ』、『血を吸うカメラ』、『血ぬられた墓標』の公開年であったように、ホラー映画史には節目と言える年がある。1968年もまさにその節目にあたり、『ローズマリーの赤ちゃん』と『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が公開された。前者がオカルト映画ブーム、後者がゾンビ映画ブームの隆盛に一役も二役も買ったことは今さ...

    [続きを読む](2018.10.04)
  •  彼女を本気で好きになってしまったら、きっとただではすまない。いや、間違いなく不幸になる。それでも多分男たちは喜んで己の人生を捧げるだろう。ナスターシャのためならば。 聖女のように清らかな美貌、エキゾチックなムード、野性的な目つき、そして官能的な唇と男を狂わせる肢体――ナスターシャ・キンスキーは男の夢である。と同時に、男を自滅の快楽へと誘い込む危険な天使でも...

    [続きを読む](2011.03.09)
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