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  • 特殊な時代劇の継承者 時代劇の殺陣に最も大きな革新をもたらしたのは、黒澤明監督の『七人の侍』(1954年)と内田吐夢監督の『血槍富士』(1955年)ではないだろうか。一方は雨の中で集団と集団が泥まみれになりながらぶつかり合い、もう一方は槍の構えもサマになっていない槍持ちが何度も突き損じたり転んだりしながら悪戦苦闘する。いずれも、斬られる心配のない剣豪が華麗な...

    [続きを読む](2019.01.12)
  •  内田吐夢ほど浮き沈みの激しい人生を送った映画監督がいるだろうか。その歩みを追うだけでも劇的な長編小説を読むような思いがする。 高等小学校中退後、ピアノ屋で丁稚奉公し、こき使われた少年時代。やがて映画に興味を持った彼は、谷崎潤一郎の『アマチュア倶楽部』の製作現場に飛び込むが、そのまま映画界に進むことなく、旅芸人の一座に入りドサ回りを体験。さらに、震災直後は浅...

    [続きを読む](2011.06.05)
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