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  •  1968年は怪奇映画・怪談映画が豊作だった年で、『怪談バラバラ幽霊』、『怪談おとし穴』、『怪談 蛇女』、『怪猫 呪いの沼』、『吸血鬼ゴケミドロ』、『蛇娘と白髪魔』などが次々と公開された。『ゲゲゲの鬼太郎』がアニメ化されて人気を博し、いわゆる〈妖怪シリーズ〉の『妖怪大戦争』、『妖怪百物語』が観客を集めた年でもある。 山本薩夫監督の『牡丹燈籠』も同年の上映作品...

    [続きを読む](2018.08.04)
  •  中北千枝子は成瀬巳喜男監督の映画に欠かせない名脇役である。演じるのは、大体家庭に問題を抱えている奥さんや出戻りの役で、本人も「なんかシケた役が多いんですよね。まともな役ってないんですよね」と語っている。 例えば、『山の音』(1954年)で演じている役は、子供を連れて家出し、実家にやってきた女。彼女はいろいろ辛い目にあってきたことで性格がささくれており、父親...

    [続きを読む](2016.04.15)
  • 組織を描いた作品として 黒澤明監督の『七人の侍』(1954年)は、「日本映画史上最高の傑作は何か」という問いに対する答えのひとつとして定着している。極端に高い評価が世代を超えて広範囲に存在するのは、作品自体が偉大であるからにほかならない。しかし、その根拠を挙げる際、撮影現場の苦労話や海外の映画への影響力を力説しても、作品とはまた別の権威性しか伝わらないだろう...

    [続きを読む](2015.06.11)
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