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  • ザ・ハウスマーティンズ『ロンドン 0 ハル 4』1986年作品 ザ・ハウスマーティンズ(1983〜1988年)、ザ・ビューティフル・サウス(1988〜2007年)、ソロ(2001〜2012年)、女性シンガーのジャッキー・アボットとのデュオ(2014年〜)......といった具合に活動形態を変えながら、40年にわたるキャリアを築き上げてきたポール・ヒートン。そ...

    [続きを読む](2023.07.20)
  • スパンダー・バレエ『トゥルー』1983年作品 ヒット曲を書いてスターになってやる!と野心を持つことが、ロック界ではカッコ悪いと見做されるようになったのは、ニルヴァーナが登場してアメリカのオルタナティヴ・ロックが台頭してからだろうか。1980年代までは、いわゆる「セルアウト」というコンセプトはなかった気がする。殊に階級社会の英国では、ワーキング・クラスの若者が...

    [続きを読む](2015.04.23)
  • ベル・アンド・セバスチャン『天使のため息』1996年作品 特定の町を感じさせる音楽、というのがある。自分にとって1960〜70年代のニューヨークのイメージはロックを通じて形作られた気がするし、ザ・スミスの曲はマンチェスターが背景になければ成立しないし、ほかにもたくさんの例が思い浮かぶが、スコットランドのグラスゴーもやはり音楽との縁が深い町。シンプル・マインズ...

    [続きを読む](2015.03.29)
  • 『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角オリジナル・サウンドトラック』1986年作品 1980年代の米国に第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンをもたらした要因としてよく挙げられているのは、ご存知、1981年に開局したMTV。米国勢とはひと味異なる、ヴィジュアル・コンシャスな英国のニュー・ウェイヴ・アーティストたちが、MTV経由で幅広くその魅力をアピールでき...

    [続きを読む](2014.12.25)
  • ザ・カルト『ラブ』1985年作品 アナーキスト・バンドのクラスをこよなく愛するパンク青年イアン・アストベリーが、その原型となるバンドを結成したのは1981年。彼は「サザン・デス・カルト」という名前を選び、いわゆるポジティヴ・パンクに括られるスタイルを志向していたものだ。が、2年後にイアンはバンドを脱退し、元シアター・オブ・ヘイトのギタリスト=ビリー・ダフィー...

    [続きを読む](2014.11.19)
  • モリッシー『ヴォックスオール・アンド・アイ』1994年作品 モリッシーは「4」が付く年に復活する。それはもはや否定しがたい事実だ。そもそも、彼がフロントマンを務めたザ・スミスがデビュー・アルバム『ザ・スミス』を発表した年からして1984年だったわけだが、それから10年が経った1994年には、バンドはとっくに解散済み。間髪入れずにソロに転向していたモリッシーは...

    [続きを読む](2014.05.29)
  • ブラー『パークライフ』1994年作品 音楽ムーヴメントの起点を定めるのは得てして難しいもの。1990年代英国のブリットポップがいつ始まったのかという議論も様々ある。中でも有力なふたつの説のうち、ひとつは1992年5月のスウェードのデビュー。そしてもうひとつが、1994年4月の、ブラーの傑作サード『パークライフ』のリリースだ。つまり後者をとるなら今年はちょうど...

    [続きを読む](2014.04.16)
  • ザ・スミス『ザ・クイーン・イズ・デッド』1986年発表 結成から解散まで僅か5年間でその寿命は尽きた。しかしザ・スミスは80年代はおろか史上最もオリジナルで重要なロックバンドのひとつである。そして、サード・アルバム『ザ・クイーン・イズ・デッド』が彼らの最高傑作であることも、疑いようのない史実だ。 そもそも80年代という時代について、昨今のリバイバルの目線から...

    [続きを読む](2011.05.07)
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