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  • フェイスレス『レヴェランス』1996年作品 テリー・ホールにプライマル・スクリームのマーティン・ダフィ、アソシエイツのアラン・ランキン、モデスト・マウスのジェレマイア・グリーン、そしてこの原稿を書き始める数時間前にはジェフ・ベックと、相次いでミュージシャンの訃報が届いたこの年末年始。さすがに誰かを追悼する原稿にしたいと思って、筆者が唯一会ったことがある人――...

    [続きを読む](2023.01.24)
  • ザ・ポーグス『ラム酒、愛 そして鞭の響き』1985年作品 先頃報じられたザ・フォールのマーク・E・スミスの死は、ポストパンク期のロックに親しんだ世代にとって大きな衝撃だったが、危ない危ないと言われつつ(!)2017年のクリスマスに無事還暦を迎えたのが、マークと同じ1957年生まれのザ・ポーグスのシェイン・マガウアンだ。数年前から車椅子生活を送っているものの、...

    [続きを読む](2018.02.26)
  • 『トレインスポッティングオリジナル・サウンドトラック』1996年作品 今からちょうど20年前(1996年)に公開された、『トレインスポッティング』という映画のタイトルを耳にして真っ先に思い出すのは、アンダーワールドの「ボーン・スリッピー」? それとも、冒頭で聴こえたイギー・ポップの「ラスト・フォー・ライフ」の、アイコニックなドラムビートだろうか? 或いは、主...

    [続きを読む](2016.08.14)
  • シンプル・マインズ『ライフ・イン・ア・デイ』1979年作品 キャリアの出発点とその後の着地点が大きく異なるーーという点では、以前ご紹介したトーク・トークに似ている。もっともシンプル・マインズの場合は逆のパターンで、初期を知らない人はあまりいい印象を抱いていないかもしれない。スコットランドのグラスゴーで1977年に結成されたこのバンドは、1985年にリリースし...

    [続きを読む](2013.04.13)
  • マニック・ストリート・プリーチャーズ『ホーリー・バイブル』1994年発表 ブリットポップに刺さった棘。 リリース当時、マニック・ストリート・プリーチャーズの3作目『ホーリー・バイブル』は、そういうアルバムなんだと思う。なぜって、オアシスの『デフィニトリー・メイビー』、ブラーの『パークライフ』、スウェードの『ドッグ・マン・スター』、パルプの『ヒズ・アンド・ハー...

    [続きを読む](2012.01.02)
  • ジーザス・アンド・メリー・チェイン『サイコ・キャンディ』1985年発表 炸裂するフィードバック・ギター・ノイズと、甘美なメロディの融合ーーこの音楽スタイルの開拓者として、シューゲイザーからグランジ/オルタナまで、後に続くムーヴメントや数々のバンドに影響を与えてきた、ジーザス・アンド・メリー・チェイン。「キリストと聖母マリアとを結ぶ絆」という、意味深な宗教的冒...

    [続きを読む](2011.10.03)
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