タグ「ロナルド・コールマン」が付けられているもの

  • 名女優から名演技を引き出す ジョージ・キューカーは女優の魅力を引き出す達人で、「Woman's Director」と呼ばれていた。彼に導かれ、新たな才能を開花させることができた女優は実に多い。しかもビッグネームばかりだ。ちょっと挙げるだけでも、ノーマ・シアラー、クローデット・コルベール、グレタ・ガルボ、ジョーン・クロフォード、キャサリン・ヘプバーン、ロザリン...

    [続きを読む](2020.01.30)
  •  アイダ・ルピノはハリウッドきっての才女で、演技の勘も表現力も抜群、映画監督としての腕前も確かだった。容姿でも演技でも歌でも演出でも人を惹きつけたその魅力と才能は、「ルピノ・ファミリー」として知られたイタリア系の宮廷芸人の血筋によるものかもしれない。 イギリスでデビューしたのは13歳の頃。16歳でハリウッドへ進出し、『PETER IBBETSON』(1935...

    [続きを読む](2016.07.02)
  • 『心の旅路』の監督 まだ映画監督という存在にさほど注意を払っていなかった頃、感動したり印象に残ったりした映画が、後で調べてみると、ことごとく同じ監督の作品だったという偶然に驚いたことがある。その監督がマーヴィン・ルロイだ。『哀愁』(1940年)、『心の旅路』(1942年)、『キュリー夫人』(1943年)、『若草物語』(1949年)ーーどれも私が映画鑑賞に耽り...

    [続きを読む](2015.08.20)
  •  フランク・キャプラはアメリカの良心を描き続けた監督といわれる。その楽天的なヒューマニズム、堂々と謳われる正義に、希望や勇気をもらった人は多いことだろう。キャプラの映画では物欲にまみれた金持ちは否定され、貧しい人々の方が心豊かな存在として描かれる。どんな巨悪も小さな正義の前で敗北する。しかし、それが絵空事にしか見えなくなった時、人はキャプラ作品を「卒業」する...

    [続きを読む](2012.02.17)
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