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  • バナナラマ『Bananarama』1984年作品(邦題『愛しのロバート・デ・ニーロ』) 先日1980年代の英国の音楽番組について調べていた時に、偶然バナナラマが当時の人気番組『Top of the Pops』で「Shy Boy」を披露する1982年の映像に行き着いた。ヘタウマと言ったら失礼かもしれないが、脱力系のパフォーマンスを見ながら、本当にスペシャルなガ...

    [続きを読む](2024.02.21)
  • ウルトラヴォックス『ラメント』1984年作品 ウルトラヴォックスというブリティッシュ・バンドのキャリアは、1970年代のジョン・フォックス時代と1980年代以降のミッジ・ユーロ時代、ふたつの時代に分けることができる。ふたりのフロントマンの声の質が異なるのはもちろんのこと音楽的方向性もそれぞれ違っていて、どっちを好むかは人それぞれだと思うが、世代的にミッジが歌...

    [続きを読む](2023.10.23)
  • トム・ロビンソン・バンド『パワー・イン・ザ・ダークネス』1978年作品 真っ黒に塗られた背景がダークネスを象徴し、オレンジに近いイエローの突き上げられた拳がパワーを象徴する――。もうすぐ23年ぶりに来日するトム・ロビンソン・バンド(TRB)が、1978年に発表したデビュー作『Power In The Darkness』(全英チャート最高4位)ほどに、タイトル...

    [続きを読む](2022.07.27)
  • バズコックス『ラヴ・バイツ』1978年作品 2018年12月6日、ザ・フォールのマーク・E・スミスに続いて、マンチェスターの詩人がもうひとり逝ってしまった。心臓発作で亡くなったバズコックスのフロントマン、ピート・シェリー(享年63歳)の本名はピーター・マクニーシュ。詩人のパーシー・シェリーから名前を拝借したのだと長年思い込んでいたのだが、追悼記事を幾つか読ん...

    [続きを読む](2018.12.28)
  • ザ・ポーグス『ラム酒、愛 そして鞭の響き』1985年作品 先頃報じられたザ・フォールのマーク・E・スミスの死は、ポストパンク期のロックに親しんだ世代にとって大きな衝撃だったが、危ない危ないと言われつつ(!)2017年のクリスマスに無事還暦を迎えたのが、マークと同じ1957年生まれのザ・ポーグスのシェイン・マガウアンだ。数年前から車椅子生活を送っているものの、...

    [続きを読む](2018.02.26)
  • スクリッティ・ポリッティ『キューピッド&サイケ85』1985年作品 信条に反するからと頑なにアンダーグラウンドに留まり、限られたファンに向けてラディカルなメッセージを発信するのもいい。でもそれを続けるだけでは限界があるわけで、例えばレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの場合は、このままでは世界は変えられないと悟って、反資本主義を掲げながらもメジャー・レーベルと...

    [続きを読む](2017.09.18)
  • スージー・アンド・ザ・バンシーズ『カレイドスコープ』1980年作品 初めて目にしたのは、レコード屋に並んでいたアルバムのジャケットだったのか、『NME』や『Melody Maker』の誌面だったのか、曲を聴く前にまず、〈SIOUXSIE〉という謎めいた名前にものすごく強烈なインパクトを感じたことを覚えている。そもそも読み方が分からなくて、ネイティヴ・アメリカ...

    [続きを読む](2017.06.15)
  • ダムド『地獄に堕ちた野郎ども』1977年作品 1970年代にニューヨークで始まったパンク・ムーヴメントは、まもなくイギリスでも吹き荒れた。その中核を担っていたのは、セックス・ピストルズ、クラッシュ、そしてダムドだった。しかもダムドは1976年の結成以来、無数の活動停止とメンバーチェンジを繰り返しながらも、あらゆる意味でいまだ健在。2001年には『Grave ...

    [続きを読む](2012.03.08)
  • ジーザス・アンド・メリー・チェイン『サイコ・キャンディ』1985年発表 炸裂するフィードバック・ギター・ノイズと、甘美なメロディの融合ーーこの音楽スタイルの開拓者として、シューゲイザーからグランジ/オルタナまで、後に続くムーヴメントや数々のバンドに影響を与えてきた、ジーザス・アンド・メリー・チェイン。「キリストと聖母マリアとを結ぶ絆」という、意味深な宗教的冒...

    [続きを読む](2011.10.03)
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