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  • 『狼男』 前作の失敗を踏まえ、設定やストーリーを改良し、2作目『狼男』(1941年)が製作された。主演は怪優ロン・チェイニーの息子、ロン・チェイニー・ジュニアである。これが大ヒットし、ようやく人狼はホラー映画の定番モンスターとなった。 『狼男』の主人公ラリー(ロン・チェイニー・ジュニア)も、やはり人狼に咬まれた哀れな男だ。気のやさしい大男で、情けないところも...

    [続きを読む](2019.11.28)
  • 伝説のはじまり 三大モンスターといえばドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男である。しかし、狼男はビジュアルが毛むくじゃらな動物で、不気味な雰囲気やオリジナリティに欠ける。 ドラキュラとフランケンシュタインには、それぞれブラム・ストーカー、メアリー・シェリーが書いた超有名小説があるのに、それらに匹敵する「狼男が主人公」の文学作品がないのも物足りない。デュマの...

    [続きを読む](2019.11.26)
  • ジャスティン・ティンバーレイク『ジャスティファイド』2002年作品 米国におけるファースト・ウィーク・セールス(発売後最初の1週間のアルバム売り上げ)の最多記録の2・3位は、同じアーティストが独占している。3位は188万枚を売ったサード『Celebrity』(2001年)、2位は、240万枚を売ってアデルの『25』が登場するまで15年間首位を守ったセカンド『...

    [続きを読む](2018.01.29)
  • ザ・ジャム『サウンド・アフェクツ』1980年作品 ポール・ウェラーはうしろを振り返りたがらない人だ。それどころか、やりたいことがあり過ぎて創作のスピードが追い付かないことに、常に焦りを感じているようなアーティストだ。思えば最初のバンド、ザ・ジャムのデビュー作『イン・ザ・シティ』が登場した1977年から、これまで約40年間に実に計22枚のアルバムを制作。続々新...

    [続きを読む](2015.09.18)
  •  その昔、YOKOHAMA BLACK CINEMA CLUBなる好事家の集まりがあり、筆者自身もメンバーのひとりで、不定期ながら、横浜某所で行われていた〈レアなブラック・ミュージックの映像を鑑賞する会〉に必ず参加していた。また、都内某所において、1980年代半ば頃、早稲田大学のサークル〈ブラック・ミュージック研究会(サークル名:ギャラクシー)〉の集まりがあ...

    [続きを読む](2013.02.16)
  • イヴリン・キング「ラブ・カム・ダウン」(1982年/全米No.17、全英No.7) 去る2012年5月17日に63歳で亡くなった〈ディスコの女王〉ことドナ・サマーは、実のところ、世間から与えられたその称号にかなりの居心地の悪さを感じていたという。ディスコ・ナンバーが彼女をスターダムに押し上げたことは間違いないが、彼女自身、〈ディスコ・シンガー〉の範疇に押し込...

    [続きを読む](2013.01.24)
  • ジャクソン・ファイヴ「クリスマスに愛を贈ろう」(1970年) クリスマス・シーズンが近づくと、街角のあちらこちらから、或いはラジオやTVから、これでもか、と様々なクリスマス・ソングが流れてくる。『聖書』の場面に基づいた讃美歌あり、オリジナルのゴスペル・ソングによるものあり、更には、古くから歌い継がれてきた定番のオリジナル・クリスマス・ソング(ビング・クロスビ...

    [続きを読む](2011.12.15)
  • アース・ウィンド&ファイアー「セプテンバー」(1978年/全米No.8、全英No.3) 9月をテーマにした洋楽ナンバーで最も有名なのは、アース・ウィンド&ファイアー(EW&F/日本の洋楽愛好家の間では〈アース〉の略称で呼ばれることが多い)の「セプテンバー」(R&Bチャートでは堂々のNo.1を記録)である。そのことに異論を唱える人は少ないのでは...

    [続きを読む](2011.09.21)
  • ジャッキー・ウィルソン『ハイヤー・アンド・ハイヤー』1967年作品 R&B史、延いてはポピュラー音楽史上において、過去の栄光と現在の受け止められ方がこれほどまでに乖離しているアーティストは、ジャッキー・ウィルソンをおいて他にはいないのではないか。亡くなるまでの数年間、病床にあったとは言え、1984年1月21日、遂に力尽きたジャッキーが49歳の若さでこ...

    [続きを読む](2011.07.07)
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