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  • 古典派風のモダンシンフォニー プロコフィエフの交響曲第1番「古典」は、1916年から1917年にかけて作曲された。当時25歳だったプロコフィエフは、かつてニコライ・チェレプニン(ペテルブルク音楽院教授)のもとで研究したハイドンの技法を活かし、「ハイドンが現代に生きていたら書いたであろう作品」を書こうとしたという。初演日は1918年4月21日。レニングラードで...

    [続きを読む](2024.03.11)
  • アメリカ国民音楽 ポール・ホワイトマンからの依頼で1924年に「ラプソディ・イン・ブルー」を作曲した時、ジョージ・ガーシュウィンはまだ管弦楽法に精通していなかったため、オーケストレーションはホワイトマンの下で働いていたグローフェが担当した。この曲は、周知の通り、それまでポピュラー・ソングの人気作曲家だったガーシュウィンの名を世に轟かせたが、当の本人は管弦楽法...

    [続きを読む](2018.12.16)
  • オーケストラが映し出す昔日のローマ オットリーノ・レスピーギの交響詩「ローマの松」は、師リムスキー=コルサコフ譲りの華やかな管弦楽書法に教会旋法や幻想的な雰囲気をたっぷり盛り込み、独自の作風を鮮明に打ち出した傑作である。作曲年は1924年、初演は同年12月に行われた。当時、レスピーギは45歳。ローマを愛し続けた彼は、その風景の象徴のひとつである松の木を「時代...

    [続きを読む](2013.12.19)
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