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  • ウルトラヴォックス『ラメント』1984年作品 ウルトラヴォックスというブリティッシュ・バンドのキャリアは、1970年代のジョン・フォックス時代と1980年代以降のミッジ・ユーロ時代、ふたつの時代に分けることができる。ふたりのフロントマンの声の質が異なるのはもちろんのこと音楽的方向性もそれぞれ違っていて、どっちを好むかは人それぞれだと思うが、世代的にミッジが歌...

    [続きを読む](2023.10.23)
  • JAPAN『錻力の太鼓』1981年作品 バンド名は「JAPAN」と記されているのに、隣には毛沢東の肖像が掲げられ、デヴィッド・シルヴィアンは人民服を着ている。そんなジャケットが示唆する通り、本作『錻力の太鼓(Tin Drum)』(1981年/全英チャート最高12位)の舞台は中国だ。今のセンシティヴな世の中だったら、へたをすれば「日本と中国をいっしょくたにする...

    [続きを読む](2015.07.16)
  • デュラン・デュラン『リオ』1982年作品 いきなり自慢話で申し訳ないが、何を隠そう我が家の『リオ』は、このアルバムを作った5人のメンバーのサイン入りである。約10年前、まさにその黄金期のラインナップーージョン・テイラー(ベース)、ニック・ローズ(キーボード)、アンディ・テイラー(ギター)、ロジャー・テイラー(ドラムス)、サイモン・ル・ボン(ヴォーカル)ーーで...

    [続きを読む](2015.02.14)
  • シンプル・マインズ『ライフ・イン・ア・デイ』1979年作品 キャリアの出発点とその後の着地点が大きく異なるーーという点では、以前ご紹介したトーク・トークに似ている。もっともシンプル・マインズの場合は逆のパターンで、初期を知らない人はあまりいい印象を抱いていないかもしれない。スコットランドのグラスゴーで1977年に結成されたこのバンドは、1985年にリリースし...

    [続きを読む](2013.04.13)
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