タグ「イギー・ポップ」が付けられているもの

  • 『Red Hot+BlueA tribute to Cole Porterto benefit AIDS research and relief』1990年作品 今年リリース30周年を迎える名盤は何かと問われれば、パブリック・エネミーの『ブラック・プラネット』やソニック・ユースの『Goo』などが真っ先に思い浮かぶのだが、ひとつの感染症が世界を未曽有のカオスに...

    [続きを読む](2020.06.15)
  • 『トレインスポッティングオリジナル・サウンドトラック』1996年作品 今からちょうど20年前(1996年)に公開された、『トレインスポッティング』という映画のタイトルを耳にして真っ先に思い出すのは、アンダーワールドの「ボーン・スリッピー」? それとも、冒頭で聴こえたイギー・ポップの「ラスト・フォー・ライフ」の、アイコニックなドラムビートだろうか? 或いは、主...

    [続きを読む](2016.08.14)
  • ジュリアン・コープ『セイント・ジュリアン』1987年作品 昔はみんなマセていたのか、単に時代が違うのか、集団的な気の迷いだったのか? 洋楽アイドルとか洋楽ポップスターという言葉を聞くと、今ならワン・ダイレクションやジャスティン・ビーバーの名前が思い浮かぶのだろうが、1980年代後半の我々洋楽ファンの女子にとって、問答無用のアイドルのひとりがジュリアン・コープ...

    [続きを読む](2016.03.27)
  • グレイス・ジョーンズ『ナイトクラビング』1981年作品 あれはちょうど2年前の2012年6月、英国のエリザベス女王の即位60周年を記念するコンサートがバッキンガム宮殿前で盛大に開催された。国内外の大物アーティストが顔を揃えた中、ジャマイカを代表して出演したグレイス・ジョーンズ(当時64歳)は、スーパーヒーローのコスチュームみたいな異様な衣装を着て、相変わらず...

    [続きを読む](2014.06.18)
  • ザ・ストゥージズ『ファン・ハウス』1970年作品 今も現役のパンクのゴッドファーザーであるイギー・ポップが20代前半にやっていたバンドがザ・ストゥージズだ。2003年には再結成し、来日公演でもノスタルジーで終わらぬライヴをかまして新旧のファンの血を沸騰させた。 1968年4月にライヴ・デビューしたザ・ストゥージズは、MC5と共に米国デトロイト・ロックの象徴で...

    [続きを読む](2012.04.19)
  • ダムド『地獄に堕ちた野郎ども』1977年作品 1970年代にニューヨークで始まったパンク・ムーヴメントは、まもなくイギリスでも吹き荒れた。その中核を担っていたのは、セックス・ピストルズ、クラッシュ、そしてダムドだった。しかもダムドは1976年の結成以来、無数の活動停止とメンバーチェンジを繰り返しながらも、あらゆる意味でいまだ健在。2001年には『Grave ...

    [続きを読む](2012.03.08)
  • ジョイ・ディヴィジョン『クローサー』1980年作品 圧倒的な孤独。圧倒的な絶望と哀しみ。そしてどこまでも深く冷たい闇。それがこんなにも美しく響く。『クローサー』を聴くのは、落ちるだけ落ちたい時だ、という人は少なくない。「いま抱えているこの1日より先を覗いてみたが、そこにあるのは〈無〉だけ」と、「24アワーズ」でイアン・カーティスが呻くように歌う時、彼の心には...

    [続きを読む](2012.02.16)
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