タグ「クリント・イーストウッド」が付けられているもの

  • ゴリラズ『ゴリラズ』2001年作品 ブリットポップを象徴するカップルだったブラーのデーモン・アルバーンとエラスティカのジャスティーン・フリッシュマン。ふたりの破局がブラーの名盤『13』(1999年)のカタリストのひとつとなり、「テンダー」や「ノー・ディスタント・レフト・トゥ・ラン」といった名曲を生んだことはご承知の通りだが、間接的とはいえ、このカップルの別れ...

    [続きを読む](2017.05.18)
  •  セルジオ・レオーネが監督し、エンニオ・モリコーネが音楽を手がけたマカロニ・ウエスタンの傑作『夕陽のガンマン』(1965年)には、テーマ曲をはじめ印象的な音楽が何種類も流れるが、就中異彩を放っているのは、懐中時計のオルゴールのメロディーである。西部劇ファン以外にはピンとこないかもしれないが、シャネルのCMにも使用された曲といえば、分かる人もいるだろう。 映画...

    [続きを読む](2014.04.27)
  •  サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン刑事、通称〈ダーティハリー〉を描いたシリーズ第1作『ダーティハリー』(1971年)。クリント・イーストウッドは、本作によって世界的なスターとなった。TV映画『ローハイド』(1959〜1966年)への出演、セルジオ・レオーネ監督のマカロニウエスタン作品によってある程度の成功を収めていたとはいえ、60年代末頃のイーストウ...

    [続きを読む](2012.01.04)
  •  イタリア製西部劇、通称マカロニ・ウエスタンを代表する俳優として筆頭に挙げるべきなのは、やはりクリント・イーストウッドだろう。彼が出演した『荒野の用心棒』(1964年)の大ヒットにより、マカロニ・ウエスタン・ブームは始まった。フランコ・ネロを挙げる人もいると思う。彼が出演した『続・荒野の用心棒』(1966年)のドロドロした世界観、ハチャメチャな設定、陰鬱で頽...

    [続きを読む](2011.11.06)
  •  一目見たら決して忘れられない俳優、それがリー・ヴァン・クリーフだ。僕が初めて彼の存在を知ったのは、小学生の頃にTVで観た『続・夕陽のガンマン』(1966年)だった。これはセルジオ・レオーネ監督とクリント・イーストウッドによるマカロニウエスタン3部作、通称「ドル三部作」の最後を飾った作品だ。リー・ヴァン・クリーフ演じる冷酷な殺し屋・エンジェルは、とにかく強烈...

    [続きを読む](2011.10.05)
  •  画面一杯に広がる黄金色の麦畑と鮮やかな青い空。アイダホ州の片田舎の、のどかな風景を映し出し、『サンダーボルト』はスタートする。続いて画面が切り替わり、小さな教会から賛美歌が聞こえてくる。教会の中に入ると、人々が神妙な面持ちで牧師の説教に耳を傾けている。長身でスリムな牧師が目を引く......クリント・イーストウッド! 本作が公開されたのは1974年。イース...

    [続きを読む](2011.06.10)
  • 〜マカロニ・ウエスタンのサウンドトラックを中心に〜 聴けば聴く程、偉大さを思い知らされる。この原稿を書くにあたって改めて数々のサウンドトラックを聴いたり、映画を見直してみたのだが、ますます彼の音楽を探究したいという思いに駆られてしまった。 エンニオ・モリコーネ、1928年11月10日ローマ生まれ。父親はトランペット奏者で、幼い頃から音楽に親しんだ彼は、やがて...

    [続きを読む](2011.05.25)
  •  イーストウッドの鉄砲への憧れが再び燃え上がったのは、社会人2年目頃のことだ。ある時、僕はイーストウッドのマカロニ・ウエスタン3作のビデオを購入したのだが、久しぶりに観たことにより「やっぱりイーストウッドと同じ鉄砲が欲しい!」と性懲りもなく思ってしまったのだった。そして、入手する術を求めて銃器専門誌を近所の本屋で立ち読みしたところ、ガラガラ蛇グリップを製作し...

    [続きを読む](2011.03.19)
  •  映画を観た後に、あなたの胸を一杯にしているものは何でしょうか? 綿密に練られていたストーリー? 女優さんの眩いばかりの美貌? ド迫力のVFX? ロマンチックなラブシーン? 綺麗な音楽や風景? えっ、劇中に登場した銃器類ですって! ユニークなご趣味をお持ちのようで。でも、そういう方もいらっしゃるのでしょうね。銃の所持が厳しく規制されている日本ですけど、どうい...

    [続きを読む](2011.03.12)
  •  ドン・シーゲルはもったいぶらない人である。いきなり冒頭から緊張感がはりつめ、事件が起こる。ゆっくり、徐々に盛り上げて、などと回りくどいことはしない。このスタイルは初期の『仮面の報酬』から、出世作『殺人者たち』、代表作『ダーティハリー』、『突破口!』、『テレフォン』に至るまで変わらない。アクションの描写も、昔の映画とは思えないほど切れ味が凄い。さすがサム・ペ...

    [続きを読む](2011.03.06)
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