映画 MOVIE

監督神髄

名監督たちの肖像

映画史に名を残す100人の監督論。
今なおファンに愛されている代表作を観ながら
それぞれの作品の特色、映画術をつまびらかにしたい。

  • 清水宏が名匠として高い評価を得ていたのは1930年代から1940年代前半のこと。珠玉のメロドラマも撮れば、青春物も撮る。「オフビート」的な作品も撮れば、シリアス物も撮る。「若大将シリーズ」の元ネタになった「大学の若旦那シリーズ」も撮る。その多才ぶりは尋常ではなかった。また、新人を育てる名人でもあり、彼のおかげでスターになった役者をざっと挙げても、田中絹代、桑...

    [続きを読む](2011.09.26)
  • キング・ヴィダーはメロドラマの達人であり、社会派的なテーマを巧みに扱う達人でもある。前者のイメージが強いために「メロドラマの監督」というイメージが定着しているようだが、この人の本領は後者の方にこそ発揮されている。ともすれば「人ごみ」という言葉に還元されてしまいそうな平凡な男の半生を追った『群衆』、当時は考えられなかったオール黒人キャストで

    [続きを読む](2011.09.05)