映画 MOVIE

監督神髄

名監督たちの肖像

映画史に名を残す100人の監督論。
今なおファンに愛されている代表作を観ながら
それぞれの作品の特色、映画術をつまびらかにしたい。

  • しかし、私がこの映画で一番感銘を受けたのは、アラン・ラッドの早撃ちでも、ジーン・アーサーの魅力でもない。悪役のジャック・パランスなのである(クレジットはウォルター・ジャック・パランス)。彼が演じたのは殺し屋ウィルソン。このウィルソンが、エライシャ・クック・ジュニア扮する短気な開拓農民トーリーを撃つ場面は、鳥肌が立つ。わざと喧嘩を売るウィルソン。カッとす

    [続きを読む](2012.04.12)
  • ジョージ・スティーヴンス監督は、そのキャリアの長さのわりに作品数が少ない。これは彼が完璧主義で、ひとつの作品に時間と予算をかけすぎていたためといわれている。ただ、そうして生まれた作品のいくつかは、映画史上でも、出演者のキャリアの上でも、大きな節目となった傑作として映画ファンに愛されている。たとえば1942年の『女性No.1』。これはハリウッドのベスト・カップ...

    [続きを読む](2012.04.11)