映画 MOVIE

監督神髄

名監督たちの肖像

映画史に名を残す100人の監督論。
今なおファンに愛されている代表作を観ながら
それぞれの作品の特色、映画術をつまびらかにしたい。

  • カメラの配置に関して、オーソンは天性の勘に恵まれていた。ピーター・ボグダノヴィッチによるインタビューでは、次のように語っている。「変幻自在が好きな私だが、カメラの位置に関してだけは唯一無二の場所があると思うし、それがどこかを即座に決めることができる。もし、即座に決められないとすると、それは撮るべきシーンの解釈、あるいは取り組み方を間違えているからだ。即座に決...

    [続きを読む](2014.07.03)
  • オーソン・ウェルズの監督作には権力者の破滅や没落を描いたものが目立つ。『市民ケーン』(1941年)や『偉大なるアンバーソン家の人々』(1942年)はもちろんのこと、シェイクスピア原作の『マクベス』(1948年)や『オセロ』(1952年)、日本未公開の『秘められた過去(Mr. Arkadin)』(1955年)、ハリウッド最後の作品となった『黒い罠』(1958年...

    [続きを読む](2014.07.01)