タグ「つんく♂」が付けられているもの

  •  モーニング娘。は1997年9月に結成され、1998年1月にメジャーデビューした。そして今は2017年7月。結成から丸20年が経とうとしている。そんな記念すべき年であることを踏まえてのことなのか、この半年余りの間にさまざまな出来事があった。コンサート、CDのリリース、演劇の舞台だけでも私には十分なのだが、そういうわけにもいかないらしい。今となっては、昨年末に...

    [続きを読む](2017.07.22)
  •  2016年のモーニング娘。'16は、例年に比べてシングルのリリースが少なく、オリジナル・アルバムも出さなかったが、その一方で、コンサートの内容が驚くほど魅力的だったり、新メンバーが発表されたりと、結成20年を迎える前にポジティヴな変化を感じさせる出来事がいくつかあった。それらのことについて、まとめて書いておきたいと思う。 2016年11月23日に発売された...

    [続きを読む](2016.12.24)
  •  2015年9月19日にスタートした「モーニング娘。'15 コンサートツアー秋 〜PRISM〜」は、途中で鞘師里保の卒業発表があり、後半から卒業コンサートツアーの意味合いも兼ねるような形になったものの、動揺がステージ上で乱れを生む場面は(私が観たところでは)なかったと言っていい。改めてその期間を振り返ると、「よくあんな凄いコンサートができたな」という気持ちに...

    [続きを読む](2015.12.19)
  •  2011年1月2日にモーニング娘。に加入した鞘師里保が、2015年12月31日にグループを卒業する。17歳の決断である。ブログ上で卒業が発表されたのは2015年10月29日のこと。この突然の出来事についてはすでに多くの記事が書かれており、本人へのインタビューも行われているので、今さら何か書いても、という気がしなくもないが、やはり自分が感じたことは記しておこ...

    [続きを読む](2015.12.12)
  •  現在のモーニング娘。にとって、フォーメーションダンスは単に外面的な武器であるだけでなく、10人のメンバーが息を合わせ、ステージ上で気持ちを一つにするためのジェネレーターとして機能している。これは控えめにいっても有効なアイディアだと思う。各メンバーの表現の個性的な部分やスキルが見えにくい一面はあるが、それらを打ち出していくのはまずパフォーマンスの基盤を整えて...

    [続きを読む](2013.12.21)
  •  2013年の夏以降、モーニング娘。は「ミュージックステーション」への出演を皮切りに、「わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団」で11年半ぶりとなるシングル3作連続1位を達成したり、ソチ冬季五輪の日本代表選手を応援する「ニッポン!コールプロジェクト」のアンバサダーに就任したり、ヴァラエティー番組や朝の情報番組に出演したりと、話題をふりまいている。時折オー...

    [続きを読む](2013.12.14)
  •  モーニング娘。は単純にグループとして魅力があり、鉱脈のように「人財」で潤っている。メンバーの卒業や加入で体制が変わっても、バランスが崩れることはない。そのバランスも、いかにも整然とした感じではなく、ちょっと分かりにくいものである。しかし、時間が経つにつれ、「すでに卒業したメンバーたちがまだ現体制に残っていたら」という仮定が、徐々に考えにくいものになってくる...

    [続きを読む](2013.07.13)
  •  2013年に入ってからモーニング娘。は2枚のシングルを発表し、いずれもオリコンチャートで1位を獲得し、「11年ぶりの2作連続1位」ということで話題になった。現在は道重さゆみをリーダーに、譜久村聖と飯窪春菜をサブリーダーに据え、10人体制で活動しているが、12期メンバーのオーディション中なので、秋ツアーの頃には増員されているのではないかと予想される。その新し...

    [続きを読む](2013.07.06)
  •  楽曲のことに関しては、なんだかんだいっても、つんく♂の裁量がユニークな磁場を生んでいる。少なくともモーニング娘。に対する総合的な印象として、そのように見える。ただ、それ以外のことでは、彼のコメントやジャッジにハラハラさせられることが少なくない。プロデューサーの中には、ミスジャッジをしたりトラブルを招いたりしても、全て計算であるかのように思われるタイプがいる...

    [続きを読む](2012.12.15)
  •  最近、日常生活の中でモーニング娘。の名前を目にすることが増えてきた。街中にポスターが貼られたり、メジャーな雑誌の表紙を飾ったりしているし、テレビに出演する機会も一時期よりは少しだけ増えた印象がある。電車の中で「モーニング娘。が......」と話している中高生もたまに見かける。「状況が変わった」とまでいいきるのは早計だが、良い形で16年目に入ったとは思う。 ...

    [続きを読む](2012.12.08)
  •  9期と10期のメンバーは、2011年に加入したばかりなので、その才能には未知の部分が多い。私自身、ほぼ知らないに等しい状態にある。ただ、ある舞台を観て、個々の表現力の片鱗をうかがうことはできた。大槻ケンヂ原作の「ステーシーズ 少女再殺歌劇」である。話の山場が分散しているため、一度観ただけでは流れが掴みにくかったものの、各メンバーが頼もしい存在感を発揮し、あ...

    [続きを読む](2012.07.14)
  •  2012年5月18日、モーニング娘。の新垣里沙と光井愛佳の卒業コンサートが日本武道館で行われた。あのタイミングで2人が一緒に卒業するという展開には驚かされたが、セレモニー自体は感動的なものだった。歌唱面でも、それまで本調子とはいい難かった田中れいなのコンディションが良かったこともあり、満足できる内容になっていた。とはいえ、グループ内で後輩たちを指導する立場...

    [続きを読む](2012.07.07)
  •  モーニング娘。は動画サイトに公式チャンネルを持っている。そこでは新譜や旧譜のMUSIC VIDEOを視聴することができる。今の時代、そういうアーティストは珍しくないし、まずは曲を聴いてもらわなければ始まらないという考え方も理解できるが、それにしても、動画を見た後、ファン以外でCDを購入しようと思う人はかなり限られてくるはずである。 しかし、そんな時流にあっ...

    [続きを読む](2012.04.28)
  •  夏に会社を移ってから生活サイクルが変わった。始業時間がこれまでより2時間早くなり、家から会社の距離も遠くなったので、7時には起きなければならない。一般的には、7時なんて早いうちに入らないのだろうが、20年近く夜型生活を送ってきた身には馴染みのない時間帯である。それでも、今のところは緊張感のおかげで起きている。夜も遅いので、体力がもつかどうか不安だ。 ある日...

    [続きを読む](2011.10.08)
  •  モーニング娘。の魅力とは何か。答えは様々あると思う。その中で大きな割合を占めそうなのは、メンバーの豊かな個性と未知数の才能、パフォーマンスに対する向上心、コンサートの楽しさ、メンバーの変動から生まれるドラマ、といったところだろうか。私はモーニング娘。のことをかなり後追いでチェックしてきたが、「もうこの辺でいいかな」という感情は一向に湧いてこない。それどころ...

    [続きを読む](2011.08.13)
  •  高橋愛率いるモーニング娘。が著しい成長を遂げたのは、それだけ場数を踏んできたからだろう。観客の反応がダイレクトに返ってくる空間で、メンバー同士なれ合うことなく何年も真剣勝負をしていれば、おのずから集中力もつき、見せ方も聴かせ方もグレードアップする。 とはいえ、やはり実際に観ないことには確信が持てないので、コンサートへ行ってみることにした。メンバーの卒業を控...

    [続きを読む](2011.06.11)
  •  モーニング娘。ブームとはいつ頃のことを指すのか。そうきかれた時、多くの人が思い浮かべるのは「LOVEマシーン」以降の数年間だろう。そのブームがいつ過ぎたのかは、何事につけ前倒しで「終わった」と書きたがるマスコミの傾向もあるので分からないが、ここ数年のことではないはず。おそらくもっと前である。そして、現在のモーニング娘。はというと、魅力的な個性と豊かな才能に...

    [続きを読む](2011.06.04)
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