文化 CULTURE

花と冒険[考察・エッセイ]

崖に咲く花はなぜ美しいのか

「文化」についてのエッセイ。
テーマは文学、思想、民俗、絵画、漫画、アイドル、ゲーム、玩具、世相...。
ハイカルチャーとサブカルチャーの境も関係なく、流行も関係なく、
日常の死角にある「文化」を語る。

  • 龍膽寺雄と書いて「りゅうたんじ・ゆう」と読む。「りんどうじ・ゆう」でも「りんどう・てらお」でもない。龍胆寺雄、竜胆寺雄と記されることも多い。昭和初期に活躍したこの作家の名前を、今どれくらいの人が知っているのだろうか。私が学生だった20年ほど前は、「再評価の機運が高まっている」などと言われていたものだが、それからどうも尻すぼみになってしまったような気がする。1...

    [続きを読む](2011.03.26)
  • イーストウッドの鉄砲への憧れが再び燃え上がったのは、社会人2年目頃のことだ。ある時、僕はイーストウッドのマカロニ・ウエスタン3作のビデオを購入したのだが、久しぶりに観たことにより「やっぱりイーストウッドと同じ鉄砲が欲しい!」と性懲りもなく思ってしまったのだった。そして、入手する術を求めて銃器専門誌を近所の本屋で立ち読みしたところ、ガラガラ蛇グリップを製作して...

    [続きを読む](2011.03.19)
  • 映画を観た後に、あなたの胸を一杯にしているものは何でしょうか? 綿密に練られていたストーリー? 女優さんの眩いばかりの美貌? ド迫力のVFX? ロマンチックなラブシーン? 綺麗な音楽や風景? えっ、劇中に登場した銃器類ですって! ユニークなご趣味をお持ちのようで。でも、そういう方もいらっしゃるのでしょうね。銃の所持が厳しく規制されている日本ですけど、どういう...

    [続きを読む](2011.03.12)
  • 1955年、『文学界』に発表された石原慎太郎の「太陽の季節」は、一大センセーションを巻き起こした。1956年1月には芥川賞を受賞、同年5月公開の映画も大成功、加えて石原自身の人気も手伝って、反響は文壇内にとどまらず、太陽映画ブーム、慎太郎刈り、そして「太陽族」(大宅壮一)なる造語まで生まれた。マスコミに「芥川賞の学生作家」と華々しく取り上げられたり、「もうい...

    [続きを読む](2011.03.05)