音楽 CLASSIC
  • ポール・ホワイトマンからの依頼で1924年に「ラプソディ・イン・ブルー」を作曲した時、ジョージ・ガーシュウィンはまだ管弦楽法に精通していなかったため、オーケストレーションはホワイトマンの下で働いていたグローフェが担当した。この曲は、周知の通り、それまでポピュラー・ソングの人気作曲家だったガーシュウィンの名を世に轟かせたが、

    [続きを読む](2018.12.16)
  • ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティは1755年に生まれたイタリア出身のヴァイオリニストであり作曲家である。フランスのパリで演奏会を行い、注目を浴びたのは17歳の時のこと。その後、マリー・アントワネットに認められて宮廷音楽家になり、名声を博した。フランス革命後、ヴィオッティは不遇の身となり、ロンドンへ行き、

    [続きを読む](2018.11.28)
  • モーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』はデスピーナ役の演じ方次第で印象が大きく変わる。デスピーナが狡知に長けた年増女やルサンチマンの化身のように感じられると、この劇は重苦しくなるが、無邪気でチャーミングな悪戯娘のようだと、オペラ・ブッファとしての体裁を保つことができる。1930年代に活躍したソプラノ

    [続きを読む](2018.11.10)
  • ハンス・ロットの交響曲第1番は、完成から100年以上演奏の機会に恵まれず、1989年にようやく初演された。ロットの名前はマーラーの伝記等にも載っているし、ブルックナーやマーラーがその才能を讃えた言葉も記録されている。誰も知らない作曲家だったわけではない。にもかかわらず、その代表作である交響曲第1番が人々の耳に届くまでにはあまりにも長い時間がかかった。

    [続きを読む](2018.10.13)
  • リヒャルト・シュトラウスが最初に出版した歌曲集は、ヘルマン・フォン・ギルムの詩に曲をつけた『8つの歌』である。作品番号は10。1885年、つまり21歳の時までに書かれたこの作品は、オペラや管弦楽を讃えられることの多いシュトラウスが、若い頃からリートの作曲家としても抜きん出た才能を持っていたことを今日に伝えている。『8つの歌』は「献呈」「何もなく」「夜」「ダリ...

    [続きを読む](2018.09.14)

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