音楽 CLASSIC

楽の森

不滅の作曲家・作品

一度聴いただけなのに忘れられない音楽。なんとなく繰り返し聴いている音楽。
それらはどのようにしてこの世に生まれたのだろう。
ここでは作曲家/作品に焦点を当てながら、作曲経緯やエピソードを紹介、
森のように深いクラシックの世界に踏み込みたい。
文●阿部十三

  • ショスタコーヴィチの交響曲第10番は、1953年の夏から秋にかけて作曲され、同年12月17日に初演された。1953年といえばスターリンが亡くなった年である。1948年以降、「ジダーノフ批判」にさらされていたショスタコーヴィチが8年ぶりに交響曲を作曲したのは、おそらく圧政者の死に触発されたためだろう。ただ、この作品をスターリンとスターリンの時代を描いたものだと...

    [続きを読む](2013.08.24)
  • スイス生まれのユダヤ人作曲家、エルネスト・ブロッホはエミール=ジャック・ダルクローズに作曲を学び、一時期はヴァイオリニストのウジェーヌ・イザイにも師事していた。作曲家として知られるようになったのは30歳の時、ロマン・ロランにオペラ『マクベス』を認められてからで、それまではジュネーヴの時計屋で働きながら、余暇を作曲活動や指揮活動にあてていた。1916年には舞踏...

    [続きを読む](2013.08.07)