音楽 CLASSIC

楽の森

不滅の作曲家・作品

一度聴いただけなのに忘れられない音楽。なんとなく繰り返し聴いている音楽。
それらはどのようにしてこの世に生まれたのだろう。
ここでは作曲家/作品に焦点を当てながら、作曲経緯やエピソードを紹介、
森のように深いクラシックの世界に踏み込みたい。
文●阿部十三

  • 幻想交響曲が完成したのは1830年のことである。ベートーヴェンが世を去ってから3年しか経っていないのに、ここまで奇想天外な交響曲がフランスから生まれたという事実には驚嘆するほかない。しかも作曲当時、エクトル・ベルリオーズは26歳だったのである。作曲の原動力になったのは恋である。若手の登竜門とされるローマ賞に挑戦して落選した1827年、ベルリオーズはシェイクス...

    [続きを読む](2013.11.26)
  • 『カントゥス・アルクティクス』は、フィンランドの世界的作曲家、エイノユハニ・ラウタヴァーラの代表作である。作曲されたのは1972年。フィンランドのオウル大学の大学祭のために書かれ、ウルホ・ケッコネン大統領に献呈された。副題は「鳥と管弦楽のための協奏曲」という。フィンランドといえば誰もがまずシベリウスを思い浮かべるだろうが、ラウタヴァーラはシベリウス以後のフィ...

    [続きを読む](2013.11.15)