音楽 CLASSIC

楽の森

不滅の作曲家・作品

一度聴いただけなのに忘れられない音楽。なんとなく繰り返し聴いている音楽。
それらはどのようにしてこの世に生まれたのだろう。
ここでは作曲家/作品に焦点を当てながら、作曲経緯やエピソードを紹介、
森のように深いクラシックの世界に踏み込みたい。
文●阿部十三

  • プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番は、とびきり美しい旋律を持っているばかりでなく、攻撃性や先進性も兼ね備えた傑作である。ロマンティックでモダニスティック。プロコフィエフらしい異能の才気が迸り、かつて存在しなかったようなサウンドフォルムを形成している。作曲時期は1917年から1921年。ロシア革命の年に着手され、日本を経由してアメリカに亡命した頃に書かれた。完...

    [続きを読む](2013.10.31)
  • 何度聴いても飽きないだけでなく、文字通り一日中繰り返し鳴り続けていても受け入れることが出来る音楽がある。ひとつの曲を延々リピートし、疲労や飽和を感じず音の波に耳を預けていられるというのは、よほど生理的・性質的に合っているのだろう。私にとってそういう音楽作品のひとつがラモーの「ガヴォットと6つのドゥーブル」である。ジャン=フィリップ・ラモーは1683年にフラン...

    [続きを読む](2013.10.17)