音楽 CLASSIC

楽の森

不滅の作曲家・作品

一度聴いただけなのに忘れられない音楽。なんとなく繰り返し聴いている音楽。
それらはどのようにしてこの世に生まれたのだろう。
ここでは作曲家/作品に焦点を当てながら、作曲経緯やエピソードを紹介、
森のように深いクラシックの世界に踏み込みたい。
文●阿部十三

  • 『ナブッコ』を書く前、20代半ばのジュゼッペ・ヴェルディは病気のために2人の子供と妻を失い、オペラ・ブッファ『一日だけの王様』の初演は失敗に終わり、作曲の筆を折ろうとしていた。そんなある日、スカラ座のバルトロメオ・メレッリから台本を渡される。しかしやる気が出ず、テーブルに台本を投げつける。と、ちょうど開かれたページに、次の詩句があるのが目にとまった。

    [続きを読む](2016.05.12)