音楽 CLASSIC

楽の森

不滅の作曲家・作品

一度聴いただけなのに忘れられない音楽。なんとなく繰り返し聴いている音楽。
それらはどのようにしてこの世に生まれたのだろう。
ここでは作曲家/作品に焦点を当てながら、作曲経緯やエピソードを紹介、
森のように深いクラシックの世界に踏み込みたい。
文●阿部十三

  • ベートーヴェンは1805年から1806年にかけて3作の弦楽四重奏曲を作曲した。これらはラズモフスキー伯爵に献呈されたことから、『ラズモフスキー四重奏曲』と呼ばれている。弦楽四重奏曲第7番はその第1曲目にあたり、「ラズモフスキー第1番」とも表記される。作曲時期は1806年4月から7月。同年にはヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲第4番が書かれている。30代半ばにな...

    [続きを読む](2023.01.04)

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