音楽 CLASSIC

楽の森

不滅の作曲家・作品

一度聴いただけなのに忘れられない音楽。なんとなく繰り返し聴いている音楽。
それらはどのようにしてこの世に生まれたのだろう。
ここでは作曲家/作品に焦点を当てながら、作曲経緯やエピソードを紹介、
森のように深いクラシックの世界に踏み込みたい。
文●阿部十三

  • ベートーヴェンのピアノ、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲は1803年から1804年にかけて作曲された。通称、三重協奏曲(トリプル・コンチェルト)。初演は1808年5月、ウィーンの演奏会で行われた。ウィーン初演以前にライプツィヒで行われていたとする説、パトロンだったルドルフ大公の邸宅で非公式に披露されたとする説もある。作曲を終えてから初演までに時間がかかった...

    [続きを読む](2025.11.29)

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