音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 1990年代半ばに起きたブラーVSオアシス合戦は、もちろん捏造とまでは言わないけど、メディアが面白おかしく煽ってエスカレートさせた騒動であって、デーモン・アルバーンとノエル・ギャラガーがゴリラズの曲で仲良く共演している四半世紀後の世界から振り返ると、バカバカしいことこの上ない。実際にはどっちも好きな人が大勢いただろうし、長い目で見るとそれぞれのファンにとって...

    [続きを読む](2021.09.24)
  • レディー・ガガはさる2021年6月に、セカンド・アルバム『ボーン・ディス・ウェイ』(2011年)の10周年記念盤をリリースした。LGBTQ+のアーティストとそのアライ(Ally)による収録曲のカヴァー集を添えて、プライド月間に送り出すという、自由と平等を讃えるアルバムに相応しい演出が成され、非常にガガらしい企画だったと思う。なのにファースト・アルバム『ザ・フ...

    [続きを読む](2021.08.21)
  • 2度目のフェスのない夏を迎えて、ぬかるみにハマったまま雨に打たれたり、トイレ待ちの行列に延々と並ぶことさえ懐かしく感じられる今日この頃、久しぶりにライヴ・アルバム『砂漠のフェスティヴァル(Festival In The Desert)』(2003年)を取り出して、フェス・ロスを癒し、逃避願望を満たしている。正確にはフランス語表記で、フェスティヴァル・オ・デゼ...

    [続きを読む](2021.07.22)
  • 昭和歌謡の湿り気がつきまとうせいか、若い頃は、男女デュエットにはどうも馴染めなかった。洋楽の世界でも筆者が育った1980年代の男女デュエットと言えば、ダイアナ・ロスとライオネル・リッチーの「エンドレス・ラヴ」とかジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズの「愛と青春の旅だち」とか、やはりウェットなのが常。オルタナティヴ・ロックのファンには縁のない世界だと信じ...

    [続きを読む](2021.06.22)
  • 1951年に国連が採択した『難民の地位に関する条約』は「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受けるおそれがあるために他国に逃れた」人々を、難民を定義付けている。また国連難民高等弁務官事務所によれば、現在ではその定義は「政治的な迫害のほか、武力闘争や人権侵害などを逃れるために、国境を超...

    [続きを読む](2021.05.26)

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