音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 2018年12月6日、ザ・フォールのマーク・E・スミスに続いて、マンチェスターの詩人がもうひとり逝ってしまった。心臓発作で亡くなったバズコックスのフロントマン、ピート・シェリー(享年63歳)の本名はピーター・マクニーシュ。詩人のパーシー・シェリーから名前を拝借したのだと長年思い込んでいたのだが、追悼記事を幾つか読んでいて、子供が

    [続きを読む](2018.12.28)
  • 「準備万端よ!」と添えて、壁一面のポスターの前で撮った子供時代の写真をツイートしたのはアデルだったが、スパイス・ガールズが2019年にツアーを行なう旨を発表して大反響を呼んだのは、さる11月5日のこと。2000年に一旦活動を休止し、10年前にオリジナル・メンバーでのツアーを大成功させた彼女たちは、今回もチケットを瞬時に売り切って

    [続きを読む](2018.11.24)
  • 映画『ボヘミアン・ラプソディ』の公開を前に、クイーンとフレディ・マーキュリーの名前が俄かに巷で飛び交っている。筆者もフレディに関する原稿の依頼を受けて、クイーンのアルバムを聴き直したりしていたのだが、スペインが誇る(正確には「カタロニアが誇る」とするべきか?)の偉大なソプラノ歌手モンセラート・カバリエの死が報じられたのは、

    [続きを読む](2018.10.23)
  • おおよそソウル・シンガーを名乗る人、いや、歌を生業にする人全てにとって、2018年8月に76歳で亡くなったアレサ・フランクリンは尽きせぬインスピレーション源であり、理想だった。葬儀ではジェニファー・ハドソンやアリアナ・グランデといった後輩たちが追悼パフォーマンスを披露したが、彼女がインスパイアしたのは後続だけではない。同じ時代を生きた英国人シンガーのダスティ...

    [続きを読む](2018.09.20)
  • もちろん「ソールズベリー・ヒル」を始め代表曲は知っていた。でも、あのヒプノシスが手掛けたジャケットの怖さのせいか、タイトルがないという奇妙なこだわりのせいか、本作に至るまでピーター・ガブリエルの作品をちゃんと聴いたことがなかったが、そういう人間が筆者だけではなかったことは、数字が如実に物語っている。1975年にジェネシスを脱退してから発表した4枚のソロ・アル...

    [続きを読む](2018.08.23)

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