音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • それはまさに一目惚れだった。カーディガンズの1995年のシングル「カーニヴァル」は、ポップソングとしての完璧さもさることながら、PVでフロントウーマンのニーナ・パーションが見せたあまりにもスウィートな佇まいや、ブリティッシュでもフレンチでもないレトロで洒脱な美意識で、日本人をすっかり魅了。彼らはどこよりも早く日本で大ブレイクを果たす

    [続きを読む](2019.01.23)

月別インデックス