音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

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    [続きを読む](2014.07.31)
  • 筆者はマライア・キャリーのファンなので、彼女に対しては採点が甘いのかもしれないが、ただそんな贔屓目を抜きにしても、先頃登場した最新作『ミー。アイ・アム・マライア』は、どこかノスタルジックな気分にさせるいいアルバムだった。そう思った理由のひとつは、本人も認めている通り同作が自身の音楽的な歩みを辿るような内容で、特に最初の10年、つまり1990年代の彼女のエッセ...

    [続きを読む](2014.07.13)