音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 「Cultural appropriation」なる言葉がメディアでさかんに飛び交うようになったのは、2012年のアダム・ヤウクの急死を受けてビースティ・ボーイズが活動を停止したあとだったと思う。直訳すると「文化的流用」。自分が属さないカルチャーの要素を、歴史的背景などへの配慮や敬意を欠いた形で引用することを指し、「文化的な搾取」と訳すほうが正しいのだろうか...

    [続きを読む](2016.02.11)