音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • ポストパンク期の英国のアーティストの中には、アメリカでのブレイクを機にコマーシャルな路線に進んだシンプル・マインズ、或いは直球のハードロックに接近していったザ・カルトなどなど、初期のユニークさを少なからず失ってしまった例が少なくない。かと思えば逆に、年を追うごとに非商業的な表現を極めた例もあって、デヴィッド・シルヴィアンやジュリアン・コープがその代表格だろう...

    [続きを読む](2012.06.20)
  • 「年寄りっ子は三文安い(=孫は目に入れても痛くないほど可愛いので、祖父母に溺愛された子供は甘やかされて育つ)」という古い諺がある。が、幼い時に両親が離婚し、祖父母に育てられたLLクールJに限って言えば、その諺は当てはまらない。何故なら、彼がラッパーとして大成するに至った最大の功労者が、祖父母に外ならないからだ。プロのラッパーを目指すべく、仲間と一緒に自宅の地...

    [続きを読む](2012.06.05)