音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 最近何か音楽を聴いて衝撃を受けたことがあるかと問われたら、正直言って答えに窮してしまうのだが、かれこれ15年以上前に耳にしたコノノNo.1のファースト・アルバム『コンゴトロニクス(Congotronics)』(2004年)は間違いなく、真に衝撃的な作品だった。ガムランにも似た、恐ろしく速いテンポでこぼれ落ちる金属質の楽器の音といい、音の輪郭を微妙にぼかす強烈...

    [続きを読む](2020.12.28)

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