音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 金色に輝くテナー・サックスをスラリと構え、音域のギリギリの限りを縦横無尽に駆け巡り、暴れ馬のような野趣に溢れたトーンを心底優雅に乗りこなしてみせたプレイヤー、それがジョン・コルトレーンだ。彼の息遣いから生まれた全ての音は、今なお人々を虜にして止まない。楽器屋の店先でウィンドウにピッタリ貼り付き、店員に鬱陶しがられながらも、物欲しげにテナー・サックスを見つめる...

    [続きを読む](2011.04.23)
  • R&B/ソウル・ミュージック界にその名を色濃くかつ深く刻むマーヴィン・ゲイの大復活作にして生前最後のオリジナル・アルバムという大看板を背負った作品にしては、このカヴァー写真の安っぽさに違和感を覚える人も少なくないのでは…? 低級な匂いを放つのは、何処かの都会の夜景を背景に、素肌にジャケット(実はジャージ)をまとって頬杖をつくマーヴィンのアップ、という安直なカ...

    [続きを読む](2011.04.06)