音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • バンド名は「JAPAN」と記されているのに、隣には毛沢東の肖像が掲げられ、デヴィッド・シルヴィアンは人民服を着ている。そんなジャケットが示唆する通り、本作『錻力の太鼓(Tin Drum)』(1981年/全英チャート最高12位)の舞台は中国だ。今のセンシティヴな世の中だったら、へたをすれば「日本と中国をいっしょくたにするなんてけしからん!」と叱られそうだし

    [続きを読む](2015.07.16)