音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • お隣アメリカの状況が状況だけに、今やカナダという国がいかにリベラルな場所か説明する必要はなくなったが、20年以上前に筆者に初めて「カナダってアメリカと全然違う面白い国なんだ」と認識させたのは、k.d.ラングだったような気がする。本名キャスリン・ドーン・ラング、アルバータ州のコンコートなる田舎町(人口700人程度)で育ち、1984年にk.d.ラング・アンド・ザ...

    [続きを読む](2017.08.19)