音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • もちろん「ソールズベリー・ヒル」を始め代表曲は知っていた。でも、あのヒプノシスが手掛けたジャケットの怖さのせいか、タイトルがないという奇妙なこだわりのせいか、本作に至るまでピーター・ガブリエルの作品をちゃんと聴いたことがなかったが、そういう人間が筆者だけではなかったことは、数字が如実に物語っている。1975年にジェネシスを脱退してから発表した4枚のソロ・アル...

    [続きを読む](2018.08.23)