音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • メイヤ、クラウドベリー・ジャム、カーディガンズ。10月に東京で開催されるイベント『SWEDISH POP CARNIVAL』の出演者の顔ぶれに思わず胸がときめいたという人が、恐らく40代後半以上の日本人の中に少なからずいたのではないかと思う。英米ではオルタナティヴなロックやエレクトロニック音楽が主流だった1990年代半ば、どこかレトロで甘酸っぱいギターポップ...

    [続きを読む](2025.07.27)

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