音楽 POP/ROCK

名盤再考

Reconsidering Masterpiece

無数のアーティストがデビューし、無数の作品がリリースされ、
新しい情報が堆積してゆく中、ともすると過去の名作は埋もれてしまいがち。
CMやドラマで頻繁に使用されれば、その時だけはマスコミも思い出したように取り上げる。
一方、そうでないものには永久にスポットライトが当たらない。
それも世の常人の常なのだろうが、“古典と呼ぶにはあまりに新鮮で魅力的な作品なのに”と
ヤキモキしている人は絶対にいるはず。そんな人の気持ちに応えるべく、
今日性と一見無縁そうだが、今なお私達の心に多くのことを訴えかけるディスクを選定し、
力をこめて紹介する。

  • 今年アルバム・デビューから四半世紀の節目を迎えたコールドプレイは、数えてみると、この間に10枚のアルバムを発表済み。なかなかのハイペースだ。ロックバンドの存在感が音楽界で薄れて行く中で高い人気を維持している理由も、間を開けずにコンスタントに新作を届けていることにあるのかもしれないが、改めて順番に耳を傾けてみると、1枚1枚を次のステップにつなげてきたキャリアの...

    [続きを読む](2025.10.26)

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